11月14日お昼に見た夢
たくさんの子どもがいる家。大人たちは、何も知らないしむしろ子どもたちを大切にはしていない。孤児院みたいな場所のようだ。
子どもたちは、実は、転生かつ増殖を繰り返す虫(見た目は子ども)。栗のなかに、天津甘栗みたいにころんと入った袋、それが卵の袋だ。それは、栗の渋皮に包まれた姿そっくりだ。栗の収穫をしたあと、たくさんの栗の中から、ころんと音がする栗を選び出し、剥く。卵が入っているから、取り出す。それを、集める。本物の栗そっくりだから、食べられないように、そっと保管する。卵袋の中は虫のかたちでいるときもあれば、もうさなぎになってしまったものが入っている場合もある。さなぎになっていたら、別離の合図だ。他の虫と、うまれる時間がずれてしまう。双子の虫は、同じ袋の真ん中に仕切りの膜があって、それぞれに入っている。この二人がさなぎになっているとき、二人が泣いていた。大丈夫だよ、ずっと二人は一緒だからね、と声をかける。
一人だけ共犯者の大人がいる。巫女である子ども(虫)とその大人が、儀式に適した日(満月か新月)を選んで、卵を定められた田畑に無言で埋めてくる。しばらくすると、子どもたちとそっくりそのまま同じ子どもたちが生まれてきて、どこか、養ってくれる人がいるところへ旅立っていく。子どもたちは生きています。